楽しむ

下村加茂神社
■約930年も続く神事の伝承
 京都の下鴨神社の神領、倉垣庄の総社です。
 厚い信仰のもとに、数多くの珍しい神事が伝承され、今に受け継がれています。
5月4日春の大祭に行われる「流鏑馬」「牛乗り式」、6月初卯の日の「御田植祭り」、9月4日秋の大祭では「稚児舞」、元旦には「鰤分け神事」が行われ、一年を通して重厚な趣きを出しています。
放生津八幡宮
■大伴家持が愛した奈呉の浦の地
 大伴家持が越中国守在任中(天平18年・746年)、九州の宇佐八幡神を勧請して、奈呉八幡宮と称されたのが創始であると言われています。祭神には、応神天皇、仁徳天皇が祀られています。
十社大神
 馬堂に白と黒の木造神馬があります。この白神馬は、昭和2年に合祀された伊勢領神明社が伊勢神宮の分社として建立されたとき、運ばれてきたと言われています。
 また、鎌倉時代に作られた木造狛犬(射水市指定文化財)もあります。この他、絵馬堂には、鏝絵の絵馬が11枚保存されています。特に、小杉左官として全国的に有名な竹内源造の作品が見どころです。
串田新遺跡
■縄文時代の貴重な遺跡
 串田新遺跡は、昭和24年に発掘され、昭和51年に国の史跡に指定されました。生活跡(住居群)と墳墓群が、それぞれある範囲内にまとまって存在する遺跡としては、全国的にも貴重なものとして知られています。
二口熊野社
■化け灯篭のある神社
 創建以来、熊野宮と称したが、明治5年(1872)「熊野社」と改称しました。慶長14年(1609)に水戸田山中にあった熊野社を前田利長によって高岡城に遷座した時、御神霊が暫く駐輦(ちゅうれん)になったところに創建されたと言われています。
式内社 櫛田神社
■縁結び・家内和合の神
 延喜式の神名帳にのっている古社です。祭神には、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)が祀られています。
 縁結びの神、夫婦円満、家内和合の神として崇められ、初詣に多くの人が訪れます。
専念寺
■大きなからかさ松
 この寺の庭には、「傘松」があります。大変大きく、黒松と赤松の雑種で、突然変異によって傘状になった全国的にも珍しいものです。「からかさ松」の俗称で親しまれています。(県指定天然記念物)
 また、「銅鐘」は在銘の和鐘としては県内最古(1475年)と言われています。(県指定文化財)
大ヒイラギ
■樹齢400年の貫禄
 市内には、学術資料としても貴重なヒイラギがあります。
鳥取の里
■白鳥伝説の地
 古事記に「鳥取の里」と記され、歴史書にあらわれた県下最古の地名です。垂仁天皇の皇子(誉津別命・ほむつわけのみこと)のために越の国・和那美の水門(みなと)で鵠(白鳥のこと)をとった白鳥伝説のゆかりの地です。
金胎寺
 護国山 金胎寺は文応元年(1260年)頃、高野山大楽院信顕阿闍梨が北陸巡国の折、越中に滞在し統治に金剛界・胎蔵界の両曼茶羅を安置して、草創された由緒ある寺です。本堂の天井中央には、周囲に菊華紋をあしらった墨絵の竜眼図が描かれ、行基作の千手観音・不動尊・毘沙門天の三体があります。