曳山解体新書 | 射水市曳山3WEEKs

市内の曳山の祖型は、京都祇園社の鉾山であり、その形式は高岡御車山を代表とする「花山形」に属するといわれています。
曳山は各山車ごとにそれぞれ異なります。ここではそれぞれの曳山の特徴をご覧ください。

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	曳山車側面構造略図（新町曳山車）

海老江曳山の特徴は、「からくり人形」で、東町が「唐子遊び」、中町が｢唐子懸垂廻転｣、西町が｢唐猿童子｣です。中でも、｢唐猿童子｣は昭和54年に新調したもので、日本一の人形師、7代目玉屋庄兵衛の傑作です。

東町　曳山

創設/安政4年（1857）
標識/軍配
王様/三番叟
前人形/唐子遊び

中町　曳山

創設/天保15年（1844）
大正8年(1919)再出来
標識/振鼓
王様/猩々
前人形/唐子懸垂廻転

西町　曳山

創設/天保12年（1841）
明治34年（1901）再出来
標識/打出の小槌
王様/恵比寿
前人形/唐猿童子

市内の曳山の中では最も歴史が古く、一番山の古新町は慶応3年（1650）の創始と伝えられています。
曳山は、放生津の宮大工連が中心に“山体”が作られ、彫刻・塗箔・彫金にも当地の飾師や桧物師が精魂を傾けて作られました。後には高岡･井波・城端の技工をも導入し年次を重ねて研美を競い完工した、郷土文化の総合作品としての風格と伝統を守りながら大切に維持継承されてきたものです。

創設/慶安3年（1650）
元禄10年(1697)再出来
標識/鈷鈴
王様/諸葛孔明

創設/享保3年（1718）
天保3年(1833)再出来
標識/打出の小槌
王様/菊慈童

創設/安永2年（1773）
明治11年(1878)再出来
標識/蝶
王様/神武天皇

創設/享保3年（1718）天明3年(1783)再出来
標識/諌鼓の鶏
王様/尉と姥

創設/元禄5年（1692）
寛政8年(1796)再出来
王様/寿老人と松鶴

創設/明和7年（1770）
昭和27年(1952)再出来
標識/千枚分銅
王様/大黒天

創設/元禄5年（1692）
安永4年(1775)再出来
標識/錫杖
王様/恵比寿

創設/明和年間(1764～)
天明5年(1785)再出来
標識/軍配
王様/関羽・張飛

創設/寛政元年（1789）
明治13年(1880)再出来
標識/振鼓
王様/日本武尊

創設/享保6年（1721）
標識/寿
王様/孔子

創設/正徳5年（1715）
安永3年(1774)再出来
標識/法螺貝
王様/神功皇后・武内宿

創設/享保6年（1721）
昭和24年(1949)再出来
標識/和同開珎
王様/布袋

創設/文久2年（1862）
標識/五三の桐
王様/住吉大明神

明治時代から始まった曳山です。曳山の構造はおおむね共通したものですが、枇杷首の曳山は２輪車で、直径２mの大車輪は富山県では高岡御車山の二番町とこの曳山のみです。

創設/明治5年（1872）
標識/打出の小槌
王様/恵比寿
前人形/オンナノコ

創設/明治5年（1872）
標識/蝶
王様/布袋和尚
前人形/でんぐり返しのからくり唐子

創設/明治5年（1872）
標識/千枚分銅
王様/楠木正成
前人形/楠木正行・太鼓打ちの猿

創設/明治時代
標識/釣鐘
王様/尉と姥

お問い合わせ

射水市役所観光まちづくり課　住所：富山県射水市本町二丁目13番1号　電話：0766-51-6676　FAX：0766-82-7874

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