竹内源造記念館〜名工の技が光るレトロシンボル〜

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建設当初の姿(昭和9年)


 竹内源造記念館は、昭和9年(1934)に射水郡小杉町(いみずぐんこすぎまち)役場として建てられました。
 設計は当時の富山県内で同様の町村役場を設計していた射水郡新湊町(しんみなとまち)の宮浦才一郎があたりました。建物内外の左官工事は、地元の名左官とうたわれた竹内源造が担いました。
 昭和51年(1976)、小杉町役場(現在の射水市役所小杉庁舎)が新築されたため、この建物は小杉町立図書館・公民館として使用されることとなりました。
 平成14年(2001)、図書館の移転新築に伴い、竹内源造を紹介する記念館として衣替えし、往時の姿に復元する工事を経て平成26年(2014)にリニューアルオープンを迎えました。同年に国登録有形文化財となっています。



建設当初の姿(昭和9年)


 建物は、正面玄関を中心として左右対称の姿となっています。威風堂々とした中にも気品を帯びた、昭和初期の洋風役場建築の特徴が良く表れているとされています。
 外観でひときわ目を引く正面玄関の車寄せ(玄関ポーチ)は、東京大学安田講堂(大正14年竣工)を模したものとされています。
 2階屋根中央部には、役場庁舎の名残であるサイレン吹鳴用の塔屋が設けられています。
 建物内部は一階に窓口、二階に町長の応接室と議場が設けられていました。